カーチス・ルメイとは一体誰なのか
日本人で政治に関心がある人は当然知っていること(関心が無くても日本人なら知らなければいけないこと)だとは思うが、一応はこのカーチス・ルメイがどのような人物だったかを説明する。
簡単に言うと、アメリカ軍の軍人として本土空襲の無差別爆撃を指揮した人物で、原爆投下についても賛成に回っていた明らかなジェノサイドの実行者である。
そして、1964年には日本政府が「航空自衛隊に貢献した」という理由でこの戦争犯罪者に対して叙勲を決め、これに対して昭和天皇が親授(勲章の手渡し)を拒否するという騒動まで起きた。
これが、彼という人物と日本の関係性である。
14日に市民団体の叙勲取り消しに対する政府回答が発表
情報元
市民団体は14日、ルメイ氏の叙勲は「国民感情として受け入れられない」として内閣府と推薦した外務省に対し叙勲の取り消しを求めました。 (略) これに対し、政府側は現時点での叙勲の取り消しは否定しながらも、東京大空襲については、「国際法が根ざしている人道主義には合致しない」との見解を示しました。
取り消し却下に関する感想
最高裁は今年、砂川事件の最高裁長官が米大使と密談が発覚したことを理由に行われた再審請求を棄却した。
それに引き続き、日本政府のこの対応である。
アメリカ軍による日本国に対する植民地的支配は司法や国家行政に対する圧力として今も根強く存在するのだろう。
これに関して、私は一刻も早い報復措置と、対米隷従からの脱却を政治家に行ってもらいたい。
三島由紀夫はこれに言及しなかったのか
話は変わるが、文豪としても保守系言論人としても有名な三島由紀夫は、このカーチス・ルメイ叙勲について何を言ったのか。私は以前からこれについて気になっていた。
そして、私はこれについてネット上を調べてみたが、少なくともネット上に三島由紀夫がこれを言及したと書く記事は見当たらなかった。
私ま今まで、彼はこの件に関して絶対に言及しているだろうとは思っていたが、そもそもこの問題がさらに政治的に重大になった一因である昭和天皇の親授拒否の件は、 彼の切腹自殺後に明らかになったものだったと記憶しているので、この話題に彼が飛び込まなかったことはそのタイムラグから仕方がなかったことかもしれない。
センシティブでありつづける「ルメイ叙勲」
この国家への侮辱を、センシティブに腫れ物のように扱うのはこの国の政府だけではない。 それは、Youtubeに跋扈する愛国系動画チャンネルもそうである。
所謂それ系の動画チャンネルであろう下記のリンクのチャンネルはある日突然、このカーチス・ルメイの親授と昭和天皇の行動に関する動画を投稿した。
そして、今まで304本も動画を投稿してきたこのチャンネルは、この動画を最後にしてその活動を現在まで実質的に休止している。
これは日本の愛国者ビジネスの背後にあるだろう人々の間でも、この事件の存在が腫れ物のように扱われていることの証左だと思う。