Tobira Recordsの実店舗(兵庫県加西市)で稲垣貴士の物音系LPを買った

いざ実店舗

アンビエントを中心としたカセット、LPレコード 、CDを扱うお店「Tobira Records1」。
私はこのお店の実店舗(Eコマースもやっている)に来るために、阪神地域から店がある加西市北条町までやって来た。

私が店に入ると、店主さんが私(客は私一人だけだった)に「こんにちは」と挨拶した。 私も挨拶を返して、二、三分ほど見渡していると、店主さんから「御用は?」と一言。

私は事前に公式サイトの連絡フォームから、購入したいレコード(LP)のお取り置きをお願いしていた2ので、そのことを伝えると、その連絡から既に用意してあったらしい件のレコードを見せてもらった。

今回購入したレコード

今回購入するのは、私が大ファンである日本人の音楽家・稲垣貴士さんによる、「Prisoner of Love: The Dead Dance」という200部限定販売という文句のLPレコード3だ。

今回購入するレコードの紹介

稲垣さんは、映像作家・伊藤高志の作品の音楽を長年制作してきた人物で、私も伊藤高志の作品から彼の音楽を知った口だ。

その稲垣さんが、今まで音源化されていなかった踊りと映像インスタレーションの音楽をレコード化・配信したというので、彼のファンとしては買わずにはいられないと、このレコード屋で購入することに決めたわけだ。

「お取り置き」のレコードを購入

私はこのレコードを購入する代金を取り出した。
すると店主さんに「お客さまはどちらからいらっしゃいましたか?」
と訊かれたので、「(阪神地域のある町)です」と伝えると、「遠路はるばるようこそ」と答えてくれた。

そんな会話をしながら、財布から取り出した小銭を合わせていく。

そこで思い起こすのは、中古LPの棚に張ってあった張り紙。 この実店舗のみで販売している中古LPコーナーでは、「クレジット関係はサービスのマージン回避のため自粛して、出来るだけ現金の支払いをお願いします」との張り紙がその棚に張ってあったのだ。

私は現金払いで購入した。そのせいなのかわからないが、店主さんはここでとても良い笑顔を見せてくれた。
頼まれなくても現金払いのつもりだったとはいえ、このため(電子決済を介さずお店に貢献した)だけでもこの実店舗に買いに来た甲斐があったと思った。

レコードのバッグ、持参必須!

購入が確定すると「レコードのバッグって持ってます?」ちょっと心配げに店主さんが言った。

私は手に持っていた四角い鞄を見せて「これです」と答える。

「当店はLPのバッグを持って(配布して)ないんですよ、よかった」
すると、そう言って店主さんはほっとした表情を見せた。私は勝手に「これで苦労したんだな」と察してみていた。

そして、レコードの鞄に入れ終わってひと段落すると、店主さんが自分の机に戻っていくまえに、矢継ぎ早に私は質問した。

ティム・フォリン

「一応訊きたいんですけど、ティム・フォリンのカセットってあります?」

「ティム・フォリン?」

店主さんはこれを知らなかったようで、ちょっと気落ちしながら、私はそれについて「彼は西洋のゲーム音楽家、レトロゲームの音楽家で、西洋では有名な人です。彼本人がリマスターした「プロック」を聴きたい」というように説明する。

それに店主さんは残念ながら、とそれに答えた。 「残念ながら、ウチではそれは現在取り扱ってないです。ゲームのサントラは今、「マインクラフト」のカセット一つだけがある」

「ただ、レーベルの心当たりならあります。そういう古いゲームのカセットばっかりリリースしてる会社があるんですよ」 名前はど忘れしたらしいが、上手くいけばそこから購入の算段まで取れるかもしれない。私は目を輝かせた。

ついでに、この店のアンビエントの趣味に合うと思いますと、未音源化の「ティム・フォリン」の「イクイノックス」を私は店主さんにお薦めした。

「スーパーファミコンで、金属が擦れる「ホワーン」という音を出した人なんです。」 と、イクイノックスの音楽性について説明。

「スーパーファミコンで?ふーん」と店主さんは頷く。

「このゲームは、ソニーミュージックが版権を持っているはずなので、出るとしたらそこからだと思っています。 あまり有名なゲームではないので、多分音源化はないでしょうけど…出たら聴きたいなと思っています」という形でこの話を私は締めた。

これに「いやぁ、不勉強ですみません、それも含めて聴いてみます!」と店主さんは答えた。

その後、両者とも笑顔で手を振って、私は店を後にした。

カセットテープ

これは、お店自体には関わらない感想だが、公式サイトを見たらわかるように、「Tobira Records」はカセットテープの音源に力を入れている。

これは実店舗の品揃えにも勿論反映されていて、店の中ではカセットテープの音源がたくさん隅の棚にぎっしりと詰まってあった。

ここで頭によぎるのが、我が家にSPレコードとカセットテープの再生環境が欠落していることである。 世界中から集めているとしても、ここまでいろんな音源が出ていているなら、先のティム・フォリンのカセットのリリースを鑑みてこれらの再生環境を持った法がいいのかもしれない。

振り返り

こして振り返ってみても、「Tobira Records」はとても良いお店だったと思う。
公式サイトでいい音源を見つけたら、またこのお店へと来てみようと思った。

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  1. Tobira Records
  2. 本原稿執筆したこの時点において、実店舗での「お取り置き」は十分可能な模様です。来店の予定がある方で、既にサイトで販売されている商品を買いに行く方は問い合わせフォームより連絡してはいかがでしょうか。
  3. Prisoner of Love: The Dead Dance | Takashi Inagaki | purge.xxx